超音波医師講習会における画像試験の内容と試験結果の評価基準の変更に関するお知らせ
精中機構主催の超音波講習会では実際の業務に即した講習と評価を重視しております。そこで2018年度から精中機構主催・共催の超音波医師講習会の画像試験の内容と試験結果の評価基準を変更することになりました。(技術講習会の画像試験には変更はありません。)
記
画像試験問題 | 評価基準 | |
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変 更 前 |
スクリーニング動画50問 病変部静止画50問 |
A:以下のすべてを満たすこと スクリーニング動画+病変部静止画:感度90%以上,特異度90%以上 推奨カテゴリー:一致度70%以上,疾患名の一致度70%以上 B:以下のすべてを満たすこと スクリーニング動画+病変部静止画:感度80%以上,特異度80%以上 疾患名の一致度:60%以上 C:以下のすべてを満たすこと スクリーニング動画+病変部静止画:感度70%以上,特異度70%以上 D:上記に満たないもの |
変 更 後 |
スクリーニング動画25問 病変部動画25問 病変部静止画50問 |
A-C評価には スクリーニング画像,病変部画像ともに 各々 感度50%以上,特異度50%以上が必須である。 加えて下記基準が適応される A:スクリーニング動画+病変部動画+病変部静止画:感度90%以上,特異度90%以上 かつ推奨カテゴリー一致度:70%以上,疾患名の一致度:70%以上 B:上記を満たさず スクリーニング動画+病変部動画+病変部静止画:感度80%以上,特異度80%以上 かつ疾患名の一致度:60%以上 C:上記を満たさず スクリーニング動画+病変部動画+病変部静止画:感度70%以上,特異度70%以上 D:A,B,Cの基準に当てはまらない場合 |
精中機構HP『乳がん検診超音波検査実施・判定医師リスト』への掲載には上記B評価以上が必要である。
以上
2018年2月21日
NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構教育・研修委員会 岩瀬 拓士