第54回デジタルマンモグラフィ品質管理講習会(東京)のご案内

拝啓
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平成29年7月22日、23日に行われます第54回デジタルマンモグラフィ品質管理講習会(東京)にお申し込みいただき、誠にありがとうございました。
受講につきまして詳細が決まりましたのでご連絡いたします。

今回ご案内させていただいている方は、第54回デジタルマンモグラフィ品質管理講習会 7月22日(土)での受講となります。

受講料は6月19日(月)までに必ずお振込み下さい。

なお、本講習会をキャンセルされる場合は、6月19日までに必ずご連絡ください。

それ以降のキャンセルは、今後のデジタルマンモグラフィ品質管理講習会を受講いただけませんのでご承知下さい。

敬具
第54回デジタル品質管理講習会担当
NPO法人 日本乳がん検診精度管理中央機構 斎 政博

受講料について

受講料は、10,800円です。
期日6月19日(月)までに、各郵便局の備え付けの払込取扱票(青色)にて、下記の郵便口座にお振り込みください。(郵便振替に限ります)なお、振込手数料は自己負担となります。

口座番号00830-5-115315
口座名NPO法人精中機構
通信欄に
「第54回デジタル講習会1日目」
と必ずご記入下さい。
  • 払い込まれた受講料は、受講者の都合で受講できなくなった場合は返却しかねますので、ご了承ください。
  • 受講票は、講習会申込記載(勤務先欄)のご住所に送付致しますので、所属変更や送付先変更等がございましたら、振込票の通信欄に『送付先住所変更希望』とご記入して下さい。

受講票について

入金確認後、当事務局から6月26日までに受講票(ハガキ)を郵送致します。
6月29日までに受講票がお手元に届かない場合は、至急事務局までご連絡下さい。
  ■連絡先 電話番号:052-219-8166   E-mail:ohtsubo_breast@yahoo.co.jp

受講事前準備と当日ご持参いただくもの

デジタルマンモグラフィ品質管理講習会の受講事前準備について

 デジタルマンモグラフィ品質管理講習会は、1日間で講義、装置を用いた実習、ハンズオンによる実習が実施されます。ハンズオンにおける実習では、PCの装備または必要なソフトを各自準備していただく事が必須です。
下記、ご覧になり、必ずご自身で準備を行い、講習会に臨んでください。
講習会では、下記の事項が完了しているものとして進行しますので、ご了承ください。

準備品および準備いただく作業

1.筆記具
2.受講票(振込確認後、受講票を郵送にて送ります)
3.ノート型パソコンとACアダプター
 ・ウィルスチェックがされていること
 ・windows updateを行っていること
 ・Microsoft Exceがインストール済であること
 ・Image Jがインストールされていること (英語版が望ましい)
 ・image Jを起動させてとりあえず操作をおこなってください。
 ・操作は、PDFと*サンプル画像*を参照して準備下さい。  
 ・*必ず右クリック→名前を付けて保存 にてデスクトップに保存してご使用ください。
4.デジタルマンモグラフィ品質管理マニュアル 医学書院発行
 ・内容を熟読して臨んでください。

上記作業に関して不明な場合は、篠原までご連絡ください。

精中機構 篠原(shinohara@u-gifu-ms.ac.jp

ご連絡・お問い合わせ

ご連絡・お問い合わせは、下記事務局までお願い致します。

〒460-0002 名古屋市中区丸の内2-12-26 丸の内セントラルビル7階
NPO法人 日本乳がん検診精度管理中央機構 事務局 担当:大坪
TEL:052-219-8166   FAX:052-219-8165
E-mail:ohtsubo_breast@yahoo.co.jp

講習会当日のご案内

日時:平成29年7月22日(土)
8時30分〜8時50分 受付 フィリップス/td>
8時50分〜9時00分 開講式
9時00分〜9時30分 講義1 『デジタルマンモグラフィの品質管理』
9時30分〜9時50分 講義2 『モニタ品質管理』
9時50分〜10時50分 講義3 『モニタ診断の現状』
10時50分〜11時00分 移  動
11時00分〜11時55分 実習1 『AEC性能』
1) CNR
2) 平均乳腺線量
3) 低コントラスト分解
11時55分〜12時45分 昼  食
12時45分〜13時40分 実習2 『乳房X線撮影装置・X線受像器』
1) 均一性
2) ダイナミックレンジ
3) 空間分解能
13時40分〜14時35分 実習3 『モニタ管理』
14時35分〜14時45分  休  憩
14時45分〜15時35分 実習4 『ImageJトレーニング』
15時35分〜16時25分 実習5 『データ解析』
1) CNR
2) 平均乳腺線量
3) 低コントラスト分解能
16時25分〜17時15分 実習6 『データ解析』
1) 均一性
2) ダイナミックレンジ
3) 空間分解能
17時15分〜17時30分 アンケート記入  閉講式

当日のご連絡:090-6083-8169まで
*身軽な服装で受講下さい。
*プログラムは、講師の都合などで変更することがありますのでご了承下さい。
*終了時間は17:40を予定しています。交通機関は余裕を持って手配して下さい。

会場

〒108-8507 東京都港区港南2-13-37フィリップスビル

◎ 当日の連絡は090-6083-8169まで

アクセス
●JR・京急線「品川駅」東口(港南口)より徒歩約10分



Google Maps をご利用するには、Google API Key が必要になります。
Api Keyを取得して「コンフィグ > プロパティ設定 > Google Maps API Key」に設定ください。


お弁当・宿泊について


お弁当および宿泊は、ご自分で準備、手配下さい。


乳房の構成の分類に関するお知らせ

精中機構からのお知らせ:2017年3月21日掲載
対策型乳がん検診における「高濃度乳房」問題の対応に関する提言
【関連資料】対策型乳がん検診における「高濃度乳房」問題の対応に関する報告書.pdf(410KB)の
(2) 定義と用語、判断基準について(PP資料2-4)
これまで高濃度乳房、高濃度乳腺、デンスブレストなどの用語が使用され混乱が見られたので、用語を整理した。世界標準のDense Breastの定義は、ACRBI-RADSの4つのBreast Density分類の濃度の高い2つをDense Breastと定義しているので、わが国のマンモグラフィ(以下MGという。)ガイドラインでも”高濃度“と”不均一高濃度“をDense Breastと定義するのが妥当と判断し、その和訳を「高濃度乳房」とすることを提案する。
高濃度乳房の判断基準に関しては、定性的視覚的評価を用い、その基準は精中機構施設・画像評価委員会の「乳房の構成の分類に関するお知らせ」(資料)を採用する。(尚この文中の4)高濃度は「高濃度乳房」と紛らわしいので「極めて高濃度」と呼ぶことを提案する。)

提案が精中機構の総会(2017.4.16)において承認されましたので、下記に修正してお知らせいたします。

平成29年 4月16日
NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構
施設・画像評価委員会委員長 横江隆夫

乳房の構成の分類に関するお知らせ

施設画像評価委員会では乳房の構成の分類について「マンモグラフィガイドライン(医学書院)」および「マンモグラフィによる乳がん検診の手引き-精度管理マニュアル-(日本医事新報社)」に準拠して評価・判定を実施しております。
乳房の構成の分類を正しく理解されていない施設が多く見受けられ、乳房の構成が不適切で再提出が多くなっています。
施設画像評価には下記の分類内容を参考にご理解の上、臨床画像を提出いただきますよ うお願いいたします。

乳房の構成の分類について

乳房内の乳腺実質の量と分布(脂肪の混在する程度)に関する評価で、病変が正常乳腺に隠されてしまう危険性の程度を示す※1ものである。
以下のように分類する。

  1. 脂肪性:乳房はほぼ完全に脂肪に置き換えられている。病変が撮影範囲に入っていれば、検出は容易である。
  2. 乳腺散在:脂肪に置き換えられた乳房内に乳腺が散在している。病変の検出は容易で ある。乳腺内※2の脂肪が 70〜90%程度を目安とする。
  3. 不均一高濃度:乳腺実質内に脂肪が混在※3し、不均一な濃度を呈する。病変が正常乳 腺に隠される危険性がある。乳腺内の脂肪が 40〜50%程度を目安とする。
  4. 極めて高濃度:乳腺実質内に脂肪の混在はほとんどなく※4、病変検 出率は低い。乳腺内の脂肪が 10〜20%程度を目安とする。
    もし、豊胸術がなされているならば、報告書に追記する。
  5. 左右差がある場合には、より高濃度の判定とする。

高濃度乳房(いわゆるdense breast)は、不均一高濃度と極めて高濃度を併せたものと定義する。

 2017年4月の時点で最新のマンモグラフフィガイドライン第3版増補版 では脂肪性、乳腺散在、不均一高濃度、高濃度の4分類となっているが、次回の改訂の際には上記用語を使用の予定である。

(要点)

※1 乳房の構成を分類する目的は、病変が正常乳腺に隠されてしまう危険性の程度を示すものである。
※2 乳房内ではなく、乳腺内における脂肪の割合である
※3 脂肪性と乳腺散在は乳房内に脂肪が多く、乳腺が少ないことに重点が置かれている。
乳腺散在における乳腺実質内の脂肪についての言及はないが、脂肪に置き換えられた乳房
内に乳腺が散在しており、「病変の検出が容易」という表現であることから、乳腺内には多くの脂肪が含まれていると解釈できる。

  → 脂肪の豊富な乳房内に厚い・脂肪を混在しない乳腺の場合には、乳腺実質の評価で分類することとなる。
※4 不均一高濃度と高濃度については、乳房内の脂肪量について言及していない。乳腺実質内にある脂肪量が問題である。つまり、乳腺実質周囲の脂肪量は考慮の対象にならない。
→ 見かけ高濃度は、撮影手技により小さな嚢胞も描出できる、あるいは、微小石灰化も検出できるような場合には高濃度ではなく、不均一高濃度に分類してよい。


乳房の構成の分類に関するお知らせ.pdf(99KB)


対策型乳がん検診における「高濃度乳房」問題の対応に関する提言

乳がん検診に従事する医療関係者、市区町村がん検診担当者、及び検診施設の皆様へ

平成29年3月21日
日本乳癌検診学会・日本乳癌学会・日本乳がん検診精度管理中央機構

 乳房濃度が高い受診者ではマンモグラフィ検診の感度が低く、乳がんの罹患リスクが高いことが示されている。米国では近年マンモグラフィ検診受診者に対して乳房の構成を通知する活動が広がり、日本でも特に対策型検診において乳房の構成を通知するか否かが問題となっている。この課題に関して、日本乳癌検診学会、日本乳癌学会、日本乳がん検診精度管理中央機構が共同でワーキンググループを立ち上げ、その方向性を検討した。
 任意型乳がん検診としてマンモグラフィを行っている米国では乳房の構成の通知が行われており、50州のうち27州で通知が法制化されている。一方、対策型乳がん検診を主として行っている欧州では乳房の構成の通知を義務付けている国はない。日本では公共政策として対策型乳がん検診を行っており、その受診者の約40%が高濃度乳房に分類されると推定される。高濃度乳房は乳房の性状であり、所見や疾病ではないため、高濃度乳房であることを理由に要精密検査と判定してはならず、原則としてその後の対応として保険診療による追加検査の施行は認められない。
 乳がん検診における科学的根拠のある検診方法は、現時点でマンモグラフィ以外にない(「有効性評価に基づく乳がん検診ガイドライン2013年度版」参照)。高濃度乳房に対する検診方法として期待される乳房超音波検査に関しては、がん対策のための戦略研究「超音波検査による乳がん検診の有効性を検証する比較試験」(J-START)が実施され、感度及びがん発見率が上昇する結果が得られているが、死亡率減少効果は明らかではなく、特異度の低下などの不利益を最小化するための対策等も今後の課題である。また、現時点では乳房超音波検査による乳がん検診を全国的に行う実施体制は人的資源確保を含め十分整っていない。従って、現時点では対策型検診において乳房超音波検査は高濃度乳房に対する検診方法として適切な検査方法とは言えない。
 一方で、乳房の構成は受診者個人の情報であり、受診者の知る権利は尊重されるべきである。しかし市区町村が受診者に乳房の構成を通知する際は単に受診者に対して乳房濃度を伝えるだけでは、十分とは言えない。乳がん検診の限界や高濃度乳房であることの意味、自覚症状が生じた場合の対応等の情報提供に関する体制整備が今後の課題である。

以上を勘案して、以下のとおり提言する

【提言】

  • 対策型検診において受診者に乳房の構成(極めて高濃度、不均一高濃度、乳腺散在、脂肪性)を一律に通知することは現時点では時期尚早である。乳房の構成の通知は、今後検討が進み対象者の対応(検査法等)が明示できる体制が整った上で、実施されることが望ましい。
  • 乳房の構成は受診者個人の情報であり、受診者への通知を全面的に妨げるものではない。通知するにあたって、市区町村には受診者から正しい理解が得られるような説明・指導とそのための体制整備が求められる。今後、受診者のニーズを踏まえたよりよい通知の方法について、対応を検討していく必要がある。
  • 高濃度乳房の実態、乳房超音波検査などの検診方法の効果、高濃度乳房を正しく理解するための方策などを、国および関係各団体は協力して検討して行く必要がある。

対策型乳がん検診における「高濃度乳房」問題の対応に関する提言.pdf(84KB)


【関連資料】


対策型乳がん検診における「高濃度乳房」問題の対応に関する報告書.pdf(410KB)


報告書添付資料.pdf(823KB)


マンモグラフィ読影部門に高解像度タブレット端末を導入いたしました。

これまで、読影講習会、試験、更新講習会は、ハードコピー(シャウカステンとフィルムを用いた方法)により実施してまいりました。近年、ソフトコピー診断施設が急増しており、これらに対応すべく、本会でも平成28年10月より高解像度タブレット端末も用いての読影講習会、試験、更新講習会を実施しております。


会場風景


今後、要望人数に対応する頻度で、ハードコピー(シャウカステンとフィルムを用いた方法)あるいはソフトコピー(高解像度タブレット端末を用いた方法)による講習会・更新講習会・ランクアップ試験を開催する予定です。お申し込み時には、上記いずれの方法でであるかを確認してお申し込みください。


マンモグラフィ読影部門に高解像度タブレット端末を導入いたしました。

これまで、読影講習会、試験、更新講習会は、ハードコピー(シャウカステンとフィルムを用いた方法)により実施してまいりました。近年、ソフトコピー診断施設が急増しており、これらに対応すべく、本会でも平成28年10月より高解像度タブレット端末も用いての読影講習会、試験、更新講習会を実施しております。


会場風景


今後、要望人数に対応する頻度で、ハードコピー(シャウカステンとフィルムを用いた方法)あるいはソフトコピー(高解像度タブレット端末を用いた方法)による講習会・更新講習会・ランクアップ試験を開催する予定です。お申し込み時には、上記いずれの方法でであるかを確認してお申し込みください。